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おお美しい勝浦
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     おお美しい勝浦

      「おお美しい勝浦」という詠い出しで始まる詩碑が勝浦港を一望に眺める高台の上に立っています。お万の方の銅像で名が知れている八幡岬。その手前のところです。詩の作者は「君死にたもうことなかれ」で有名な与謝野晶子で、詩のタイトルは「上総の勝浦」です。

    おお美しい勝浦

    上総(かずさ)の勝浦


    おお美しい勝浦
    山が緑の
    優しい両手を伸ばした中に
    海と街々を抱いてゐる

    此処へ来ると
    人間も船も鳥も
    青空に掛る円い雲も
    すべてが平和なる子供になる


    太洋で荒れる波も
    この砂の上で
    柔かな鳴海(なるみ)絞りの袂(たもと)を
    軽く拡げて戯れる

    それは山に姿を仮りて
    静かに抱くものがあるからだ
    おお美しい勝浦
    此處(ここ)に私は「愛」を見た

    「鳴海絞り」は木綿布を藍で染めた伝統工芸品。

    昭和54年8月、勝浦市建立。書家白汀の揮毫。

    与謝野晶子は大正8年(1919年)ごろに勝浦を訪れ「上総の勝浦」という詩を残しています。

    君死にたまふことなかれ

      話は変わりますが、与謝野晶子が日露戦争のさ中に発表した有名な「君死にたまふことなかれ」の詩碑が、晶子の出身校、大阪府堺市立女学校の後身である大阪府立泉陽高校の中庭にありますが、次の初連の8行だけが、大きな字で刻まれています。

    君死にたもうことなかれ

    ああをとうとよ 君を泣く
    君死にたまふことなかれ
    末に生まれし君なれば
    親のなさけはまさりしも
    親は刃(やいば)をにぎらせて
    人を殺せとをしえしや
    人を殺してしねよとて
    二十四までをそだてしや

     この詩は直接的には、戦場に送られた弟の無事の生還を願ったもの。ですがこれを読んだあるひとが「けしからん。『国家の刑罰』を与えるべきだ」と絶叫したのに対して晶子は、これは肉親を戦争にとられたすべての人に共通する「まことの心」をうたったものです、と反論しました。

     つまり晶子は、人類共通の普遍的な心情をうたったということが出来ます。
                                    うめお



     





    posted by: うめお | うめお | 07:33 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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