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おわら風の盆について
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    おわら風の盆について

     

    おわら風の盆は、富山県富山市八尾(やつお)町で毎年9月1日〜9月3日までの三日三晩唄い踊り奏でる行事を言います。

    富山市八尾町は、富山駅から高山本線で25分ほど内陸に向かった平野部と山間部のほぼ中間に立地している町です。

    江戸時代には、富山藩の台所と言われるほど養蚕と和紙の生産で栄え、聞名寺(もんみょうじ)の門前町としても開かれた財力のあった街です。

    風の盆の行われる地域には、11の集落があり、それぞれ独自の衣装を作り各集落の団結意識を高め、他の地区に負けまいと一生懸命にそれぞれの技を磨くよう日々努力しています。


     地図1

     踊り手の中心は、二十代半ばまでの独身の男女に限定され、各町のユニホームの衣装を着る事ができるのは、彼らしかいません。これは、風の盆が重要な男女の出逢いの場である事を示しています。また、男性の衣装は、羽二重で半纏が作られる事もあり、一人分30万円から40万円もするそうで、女性の浴衣も含めて各町分の財産となっています。

    各町分の衣装は、独自のデザインになっており、慣れてくると衣装を見ればどの地区のメンバーかがわかるようになります。この時期を過ぎた人々は、地方(じかた)や唄い手となっていきます

    また、一般の人々が踊りたい場合には、無礼講タイムに自分の浴衣や洋服でなら踊る事が出来ます。勿論、旅人が踊るのもOKです。




     地図2 

     踊り方には、男女共通の踊り方の豊年踊りと男女で踊り方が異なる新踊りがあります。豊年踊りと男性の新踊りは、農作業をデザインした踊りで、女性の新踊りは、蛍を追う女性の姿をデザインした踊りとなっています。好きな人は、風の盆の期間中夜明けまで、唄い踊り奏でる事が、この地域では許されています。

    風の盆の期間中は、全国から30万人前後の人々が訪れ、町全体が劇場と化し普段は静かな町が大勢の人々で賑わいます。

    また、おわらという言葉は、大藁からきているという説と大笑いからきているという主に二つの説があります。

     

      

     1 聞名寺


    写真1 聞名寺

     風の盆の中心となってきた聞名寺は、浄土真宗の越中・飛騨・美濃の三国一の古刹として有名なお寺です。八尾は、この寺の門前町として開かれて行きました。



    2 天満町女踊り 

    写真2 天満町女踊り

     天満町は、八尾を流れる井田川沿いの町です。

    この町には、天満宮がありそこから、この町名がつけられています。女踊りは勿論ですが、男踊りも非常に力強い踊りが見られる事でも有名な町です。



    3 下新町女踊り 

    写真3 下新町(したしんまち)女踊り

    下新町は、聞名寺の坂下にあり、八尾の中心となる神社である八幡社のある町です。女性の朱色の浴衣が、八幡社の鳥居に浮き上がってとても美しく引き立つ事で、とても人気の高い町です。毎年、5月3日には、この町の八幡社と聞名寺を中心とした曳き山祭が行われ、八尾の富の蓄積を示す豪華な曳き山が八尾の町を彩ります。

     

     

     

    4 西新町男踊り 

    写真4 西新町男踊り

     

    西新町は、八尾の一番西側に開けた町です。越中八尾駅から見ますと、最も奥まった所に位置している町です。

    この町は、男踊りが非常に厳格に踊られている事でもよく知られている地区です。この写真は、男性が案山子になっている姿をデザインしています。左右の指先まで、しっかりと伸びている様子が見てとれます。



    5 西新町舞台踊り 

    写真5 西新町舞台踊り

     

    おわらの踊りの基本形は、町流しといって踊りながらゆっくり前方へ進んで行くのですが、時には道路を舞台として仕切り、舞台踊りを見せてくれる事もあります。その時には、男女の絡みの踊る姿を見せてくれる事もあります。西新町は、若宮八幡神社を持つ集落であり、男性の半纏の背中には、八幡神社の霊鳥である鳩が二羽羽を広げている姿がデザインされています。

     

      

    6 雪の坂道(西町) 

    写真6 雪の坂道(西町)

     

    八尾は、井田川に沿った河岸段丘の町です。従って、至る所に坂が見られます。この写真は、2月の冬浪漫の催しの時期に撮影したものです。



    諏訪町通り(諏訪町) 

    写真7 諏訪町通り(諏訪町)

     

     諏訪町は、石畳の通りが美しく整備された日本の道百選に選ばれた通りを持つ町です。高橋 治さんが書かれた小説「風の盆恋歌」は、この町を舞台として描かれた小説です。また、この町には諏訪社がある事から、この町の名前がつけられたと思われます。



    8 高山・出前のおわら(保存会) 

    写真8 高山・出前のおわら(保存会)

     

     八尾の人々は、各地から依頼のあった時に全国に出前のおわらの披露に出掛ける事があります。時には、町分単位で出掛ける事もありますが、時には11の地区の連合軍で出掛ける事もあります。この時には、各町分の衣装ではなく、おわら保存会として共通のユニホームで出掛けます。この写真は、高山本線開業何十周年記念で保存会が高山に招かれた時の写真です。

     



    9 西新町地方(じかた)
    写真9 西新町地方(じかた)

     

    各町分の踊りには、必ず地方(じかた)と呼ばれる演奏者と唄い手がつきます。演奏は、三味線と胡弓と太鼓で行われる事が多いです。

    唄い手のメロディーは、「越中おわら節」をひたすら唄い続けます。

    また、演奏での大きな特徴は、胡弓という楽器を用いる事です。この胡弓を用いる事によって、「越中おわら節」独特の曲調が醸しだされています。日本民謡で胡弓を用いる唄として越中五箇山の「麦屋節」も知られておりますが、胡弓独特の音色を味わう民謡は、「越中おわら節」が秀逸と言えると思います。



    10 西新町舞台踊り 

    写真10 西新町舞台踊り

     

    写真5と同じように西新町の道路上での舞台踊りを撮影したものです。舞台踊りは、花といわれるご祝儀を戴いた時に、そのお宅の門口で踊られる事も多くあります。

     
    posted by: うめお | - | 21:32 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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